パリのメトロで実際にあったスリ未遂事件。失敗から学ぶ
私が留学している時に、母が日本から遊びにきていてメトロの中でスリに遭遇した時、一瞬頭がまっしろ。
どうしよ〜って。
悩んでいる場合じゃないんだけど。
実際にその場に遭遇すると、今まで知っていた本やネットで言っているスリの対処法なんてぶっとんじゃうんです。
混雑している週末のパリのメトロ。
けっこう人が触れるような感じの込み具合。
メトロの入り口には人が座れない状況。
当時、母は一丸レンズのカメラをもってきていたので、そのカメラバッグを観光用代わりにしていました。
カメラバックにお財布とパスポートを入れてました。
母が言うには、「カメラバッグ」をメトロの中で何度も後ろにひっぱられたそうです。
当然、日本人は「スリがひっぱっている!?」なんて考えなく、「混雑しているからかばんが人の動きによってバッグが後ろにひっぱられた」と思ってました。
で、フランス人が「かばんのチャックが開いているから気をつけて!」といってくれたことで「???」って思った瞬間、
メトロが駅に到着し、またドアが閉まりかけるところで、1人の14,5歳の女の子が足早に降りました。
と同時に母の「あっ」と叫び声で、
私は「スリ」って言葉がよぎり、
閉まりかけの自動ドアと格闘し、ドアをこじ開け、その子を追っかけました。
メトロも一時とまり、中の人たちの傍観劇も始まる。
女の子も私の存在に気がつき、全速力で逃げます・・・。
逃げ足はちょ〜〜〜〜早い。
ホームを追いかけ、階段を駆け上がったところで、そうなんです。
パリのメトロは地下道がいくつか分かれているからどっちに逃げたかわからない。
ラッキーなことに、私が追っかけることにあせったのか、母のお財布の中身を駅ホーム中に全部ばら撒きながら全速力で逃げてったので、クレジットカードを取り返すことができました。
メトロの人から拍手もパラパラ。
フランス留学始めは「ジプシー」の集団グループへの対策方法
私のようにフランスに8年長期滞在していても、どんなに身内に気を配っていてもスリにあいました。
絶対に「私は大丈夫!」ってタカをくくらないこと。
8年住んでて一度しかスリに会わなかったことをラッキーだと思うようにしてます。
スリに警戒心を与える対応方法
- 日本人特有の、笑みを浮かべない
- 道を聞かれても「笑顔や愛想笑い」はしない
- iphone,ガラケー、とにかく歩きながら道端で使わない。
- メトロやバス中では、人との間隔をあけ、バッグは常に前にもち、片手でバッグを上から押さえる
- おしゃれなリュックやブランド品のリュックも前にもつ
- 街中、地下鉄で、興味本位にやたらとキョロキョロしない
- 日傘をさすより帽子をかぶる(日傘は日本人特有のファッションです。日本人だとすぐに分かってしまいます)
- やむなくスーツケース移動の時は、片手が自由になるいでたちで!
どんなに注意していてもスリにあってしまった時
- クレジットカードの有無を確認/li>
もしカードがなければ、カード裏に書いてある「カード紛失した時の番号」に国際電話をかける。
(事前にクレジットカードのコピーを両面して滞在先に保管しておく)
あわてると国際電話のかけかたが分からなくなります。
それほどパニックになります。
国際電話のかけ方もメモにとっておくこと!
フランスから日本への電話は、0081からです。次に市外局番の最初の0を抜かした番号にかけます。
東京であれば03の0を抜かして3から番号をかけます。
例:03-1234-5678にかけたければ、0081-3-1234-5678にかければ日本へ電話が通じます。
- 在仏日本大使館へ連絡/li>
パスポートがない場合は、長期滞在の場合は移民局で拘留される場合もあります。
不法滞在になってしまうので・・・・。
パリの在仏日本大使館でパスポート再発行手続きが必要になります。
パリ以外に在住の留学している方は、地方の日本領事館へ連絡を!
日ごろから緊急時の連絡先をメモして保管するように!