フランスへ語学留学:私立学校と大学付属の学校の選び方
フランスの留学は、語学学校の留学生が最も多いです。
一番留学しやすいジャンルのためですね。
語学学校のクラスには現役大学生・専門学生、人生リセット中のOLさんが多いですが、たまに老後を楽しんでいる人たちが留学している場合もあります。
大学付属の語学学校、私立の語学学校、それぞれ良いところがあり、そうでないこともあります。
予算、留学期間によって決めることをおすすめします。
フランスの大学付属の語学学校へ留学をする場合の特徴
フランスの大学付属の語学学校は国立の大学が経営しているので、授業料は安めです。
2、3学期制に分かれているところが多く、半年以上フランスに留学し、じっくりとフランス語能力を養う人むけです。
- 特徴
- 授業のタイプ:文法・読解・筆記も含む総合的な語学力アップを目指す講義中心授業
- 1クラスの人数:約15〜20名
- 入学時期:秋、春
- 料金:学期毎に授業料を支払うが、私立の語学学校に比べると安い。
- 大学への入学・編入制度:上級クラスの試験を合格した場合、大学に編入が可能なところが多い
- 設備:図書館、情報室等、フォワイエ等、フランスの大学生と同じ施設が使える
- 留学期間:半年以上留学する人向き
語学学校といえども上級クラスに入るのは難しい。
上級クラスではフランス語だけではなく、フランス文学、歴史、美術、フランス文化・文明等、専門的な勉強もできるようになっている。
フランス語はもは手段となり、フランス語を学ぶことが目的ではなく、例えば大学へ編入、専門学校へ入学する等、今後のフランスでの生活の目標がある人たちが進むクラスである。
個人的な感想ですが、大学の交換留学制度で留学してくる人たちは日本人も含め、上級クラスになることはかなり稀です。
フランスの私立の語学学校へ留学をする場合の特徴
フランスの大学付属の語学学校とは違い、私立経営のため授業料は高め。
1,2週間から超短期留学できる私立の語学学校もあり、時間に限りがあったり、仕事の休みの合間に語学留学を味わってみたい人向けです。
1ヶ月で完了するコースもあり、レベル分けも大学付属の語学学校と比べるとカンタンです。
ただ長期的にフランスに留学する予定の人や、語学学校以外に専門学校へ通う予定の人は大学付属の語学学校へ行ったほうが、授業料も安く抑えられるし、きちんとしたフランス語を習えます。
- 特徴
- 授業のタイプ:会話中心の授業が多い
- 1クラスの人数:10名前後で少人数制
- 入学時期:随時OKのところが多い
- フランス語以外の授業:課外活動もあり
- 学校の関係者:フランドリーで、授業以外のことも相談しやすい
- 住居探し:滞在形式によってホームステイ、部屋の間借り、アパートリストがあったり、斡旋してくれる
- まとめ
総合的に、1年以上フランスに留学予定をしていたり、フランス語を学ぶこと以外に留学目的がある人は、私立ではなく大学付属の語学学校でみっちりとフランス語を学んだほうが身になります。
私立の語学学校はレベルは大学付属の語学学校と比べると低いし、短期間で授業を完結することが目的なので、語学を短期間に堪能したい人向きです。
ただし短期間ではフランスで生活をしているだけの十分なフランス語能力は身につかないと考えていいでしょう。
自分の予算と留学できる期間でどちらの語学学校でフランス語を学ぶか決めることをオススメします。