フランスの美術館系の学校へ留学するのは何の目的かはっきりさせる
好きな勉強がしたいのか、就職に有利な勉強がしたいのか、目的を絞った方がいいですよ。就職が目的ならば、アートなど論外で、ビジネスやファイナンスなどをお勧めします。これは日本でも同じ状況じゃないかしら。
フランスでバレエ関係で働いている時に日本からの留学生も見かけました。
やはりフランスに来るとだけあって、語学習得以外の人にも会いました。
その中にも大学のアート系の正規大学生や私立アート系の学校で学んでいる人にも会いました。
やはり共通点は、
- 毎回授業で出る期限付きの課題に追われていること
- 半年フランス語を語学学校で習ったけど、フランス人の学生といっしょに授業を受けるだけのフランス語理解度に苦しむこと
少々稀だけど、フランス人の先生の中にはアジア人嫌いの人もいます。
だから留学生は必死で学んでますよ。
留学経験を生かして就職に生かそうとか考えていない。
考える暇もないほど学ぶことも多く、試験に受からないとディプロムがもらえない。
留学する前から分かっていると思いますが、アート系の学校は日本であろうとフランスであろうと将来の就職を心配するのなら、アート系に進まないほうがいいです。
例え、一般会社に就職口は若干あるグラフィック・デザイン系でも就職は厳しいです。
自分が学んできたことを生かせるかといったら、そうでない卒業生がほとんどです。
フランスのアート系学校を卒業できるのは英語・フランス語がカギ!
フランスのアート系の学校へ留学するのにも、授業でついていけるだけの十分なフランス語が必要です。
大学や国立専門学校ではフランス語能力証明証も必要とされています。
私立の学校では英語で授業を行うところもありますが、それにしても英語がかなり理解できないと毎日の課題や宿題に追われる日々にやられてしまいます。
初めてフランスに留学する人にとってはまず語学の壁が立ちはだかります。
行ってから何とかなると思っている人もいますが、実際にそのようなことは皆無です。
言葉ができないと普通の生活にも支障がでてきます。
何より語学の習得が先です。
語学に自信のある人はフランス留学する時に、語学学校とアート系の専門学校に通うこともできるでしょう。
逆に英語もフランス語も話せない人にとっては、同時に語学も専門学校も通って授業についていくのは不可能でしょう。
自分がどのくらいの期間留学できるのか、費用は全部でどのくらい費やせるのか、それによって語学学校に通う期間、専門学校に通う期間を決めていけばいいですね。